庭先の陽溜まりベンチに腰掛け道行く人を眺めている、
ノロノロと自転車を押した老人が視界に入って来た、
陽焼けした顔の皺は生活の厳しさを感じさせる、
力尽きて道端に座り込み、
懐かしそうに朽ちかけた木造アパートを眺めている、
中島みゆきの帰れない者が月に泣く十三夜のフレーズが聞こえて来ます、
救急車呼ぼうかと声をかける、
いいや、少し休めばいいさ、と呟いた、
牛乳とパンを差し出す、黙って受取り、
やがてゆっくり立上がり柳瀬川へ向け再び歩き出した…
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2 件のコメント:
久振りに君の詩が聞けて嬉しいです
詩の生まれる瞬間がようやく分かりかけて来ました、千の風さんのお陰です
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